【贈答用】鈴木茂兵衛商店 水府提灯

慶応元年(1865)、茨城県水戸市に創業した水府提灯の老舗。水府提灯の魅力を伝統工芸の枠を超えて発信している。グッドデザイン賞(2012)をはじめ県内のデザイン賞や、地域のイベントでも水府提灯を使った灯りのよさを伝えている。

今回ご紹介したい人は、自分自身が水戸という地に住んでいながら10年くらい前までは「水府提灯」について何も知らなかったわたくし。最近あることがきっかけで、改めて興味を持つようになった「鈴木茂兵衛商店」の鈴木紘太さんです。

鈴木茂兵衛商店さんに関しては、震災後に地域の皆さんのいろんな話を聴こうと集まった任意のグループがあり、そこにお話しをして頂く方として紘太さんの父である7代目の鈴木隆太郎さんが登壇してくださり、はじめて知ったというのが出会いです。

また、今から6年前、茨城県の県北地区を取材で廻ったときに常陸大宮市にある「西ノ内和紙」の専門店「紙のさと」に立ち寄った際に、茨城にこんな上質な「紙」を創る文化があることに驚いた事がありましたが、その西ノ内和紙をつかって提灯を創っているのが鈴木茂兵衛商店さんでした。それでも、水戸の梅祭りや他のお祭りごとで提灯を見ることがあり、風情があるなぁと見ていましたが、自分自身が何かに使ってだとか、最近はデザイン提灯があるのは知っていましたが、それを自身が贈答品に。という事を考えはなかったんです。

ところが2018年。お仕事関係の友人と出かけた「GIFT SHOW」で、あれだけたくさんの出店者がいて、見ることがないままのブースも多い中ですが、一緒に行ったブライダル関係の友人が足を止めたのが、鈴木茂兵衛商店のブースでした。そこには、橘流寄席文字書家の橘吉也さんがいらっしゃって、来場者さんの希望の文字を1文字書くデモストレーションをやられていました。思わず立ち止まり、お話しをさせて頂いたのが紘太さんとのはじめまして!でした。

鈴木茂兵衛商店 鈴木 紘太さん

提灯がある生活の提案を。と考えていた紘太さんのお話に共感した私でしたが、何がご一緒できるか?はすぐには出てこなかったのですが、ある日、普段からお世話になっている神社での宵の時間から水府提灯の灯りで参進が出来ないか?と・・・。そこから改めて連絡を取らせて頂き、お話しを進める事になりました。
はじめてゆっくりとお話しを聴かせて頂く中で、紘太さんの水府提灯への熱い思いをお聞きしました。

鈴木茂兵衛商店オリジナルの提灯を飾り、「宵の灯り」で行う挙式は2020年2月。とても幻想的で素敵な時間が作れました。そして、その後コロナが本格的に蔓延し、いろんな事がストップした時に、今後のお話しをさせていただき、今回の「贈る」提灯として既にカタチはあったモノを私たちがご提供出来る提灯として提案してくださいました。

今回このサイトをオープンするにあたり改めてお話しを聴きました。

紘太さんは、幼少期はお店にある提灯のはいる段ボール箱の上でよく遊んでいたそうで、当時は「お盆提灯」が一年のほとんどの売上で、その時期は本当に忙しく、夏休みもほったらかしで面白く無かったという記憶があるそうで、提灯にも興味も無かった子ども時代だったとのこと。そして、中学高校と映画が好きだったので映像関係が学べる大学に進学。卒業後、映像の制作会社に就職しました。

そんなときに六本木のイベントに鈴木茂兵衛商店が出ると言うときに、手伝いをすることに。MICシリーズという提灯が出来ていた事をはじめて知り、はじめて提灯の未来を感じ、「見せ方」で変化していくさまに「提灯」という商品に対して、はじめて自分ごととして身近に感じたそうです。そのとき30歳を過ぎていました。
今の仕事も面白いけど、将来どうするんだ?とお父様に聴かれた時に、俄然、「提灯」を自分の仕事にしたいと思ったそうです。

今の紘太さんは「水戸に提灯があるから行ってみよう!!」と国内外たくさんの人に言ってもらいたいという夢があります。

今回ご紹介している贈答品の提灯にいれる文字として橘流寄席文字書家の橘吉也さんにもご協力頂いていて、贈り物としての価値も高めていきたいと思っています。

そして、会社のコーポレートメッセージが「提灯の美しい!新しさ!楽しさ!」というワクワクするメッセージに、お盆の時期にだけ家にある。というモノから、贈答品として、またインテリアとして特化した日常に置いてあるという提灯をたくさんの方に知ってもらえるようにしたいと言うことをおっしゃっていました。そして、もう1つの目標が「5年後には学校の授業で提灯の授業をしたい!」→「水戸の小中学校で提灯に触れてもらう授業を根付かせたい!」ということ。

一度は家業じゃない仕事をしたからこそ、見えてきたことがきっとたくさんあり、今、鈴木茂兵衛商店のhpで見ることが出来る映像は、まさに前職が生きているんだと思います。そして、今の紘太さんだと目標を1つずつ確実に実現するだとう。と確信しています。

(株)鈴木茂兵衛商店
〒310-0055
茨城県水戸市袴塚1丁目7番5号

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